こんにちは、あっきーです。

「お話をしてきましたシリーズ」

前置きとしては、以前の記事にまとめておいたので、先にそちらをご覧ください。
新企画「お話をしてきました」

こういったものが苦手な方は、読むのを控えて頂いた方が良いかもしれません。

今回は、前回の続きです。
前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!
性同一性障害の人とお話をしてきました~後編~

では、さっそく参ります!

性同一性障害として不便な事は?

戸籍上は女性だけど、男性として生活しているAさん。
我々が想像できないほど、不便だったり大変な事が多いと思います。
私はAさんに尋ねました。

あ「生きていく上で不便なことは何ですか?」

A「仕事が一番大変です。戸籍上の性別は男ですが、名前は男性の名前に変更しています。それがバレないように気を使うのが大変ですね・・・」

A「それに、海水浴や温泉にも行った事がないです。もちろん、めっちゃ行きたいです」

そっかあ・・・

詳しく聞いたところ、何かの折に会社に問い合わせなどがあるそうです。
例えば健康診断などで、「名前は男ですけど、性別は女性で合っていますか?」など。
その問い合わせを担当した同僚の方には、自分が女性だという事がもちろんバレてしまいます。

一部の上司には真実を話しているそうなので、その方が全て対応してくれればいいのですが、そこまでの理解が無いのが現状だそうです・・

細かい話で言うと、社員旅行も手放しで楽しめないし、胸で性別がバレないように、毎日締め付ける服を下に着て出勤しているそうです。

海水浴や温泉もそう。
家族風呂は利用した事があるけれど、普通の温泉や銭湯には行った事がないし、海水浴は一度もない。
我々が当たり前に楽しんでいる事が、性同一性障害の方にとっては、非常に難しい事なのです。

「本当に働きづらい」

率直な意見を教えてもらいました。

これから先、どうしていきたいのか?

かなり漠然な質問を投げかけました。

「これから先、どうしていきたいのですか?」

Aさんの現状をまとめると、

女性として生まれ
自分の心が男性だという事に”気付き”
身体を男性に転換しようとホルモン剤を投与している

現状に、とても満足しているようには見えませんでした。
では、これから先、「どうしていきたいのか?」
私には到底想像もつかなかったので、漠然な質問を投げかける他なかったのです。

A「まず、戸籍上で女性になりたいです。その為には色々な条件があり、具体的に言うと自分の場合は”乳房の切除”や”子宮の摘出”です。手術にはお金がかかるので、そのために貯金をし、貯まり次第やっていきたいと思っています」

現在、Aさんは戸籍上の名前は男性ですが、性別は女性です。
戸籍上の性別を変えるためには様々な条件があるそうです。
Aさんの中身は男性ですので、戸籍上でも男性になることに対して強いこだわりがありました。

その目的達成のために具体的な道筋を考え、現状に負ける事なく、現実的に努力しているそうです。

これも、普通の人ならば努力しなくていい部分です。
というよりも、最初から備わっている部分で、あって当たり前だし、それが普通です。
いわば彼女は、まだスタートラインにすら立てていない気持ちだという事です。

「人生を再スタートする為に必死に努力をしている」という事です。

可哀相だとか、憐れだという気持ちはありません。同情もありません。
しかし、世の中の不条理というか、なんというか、言葉にできない虚しさがそこにはありました。

それでも前に進む。と言えば恰好良いですが、かなり葛藤しながら、迷いながら、手探りで生きているという印象を受けたのも、同時にお伝えしなければなりません。

恋愛をした事はありますか?

続いてAさんに尋ねました。

「今までお付き合いした事はありますか?」

A「ありますよ。5人ほど。4人の女性とお付き合いしましたが、中学生の頃に男性と付き合ったこともあります。笑」

恋愛対象は女性らしいです。
性同一性障害の診断がおりるまでは、男性ともお付き合いした事があるようですね。

調べて分かったのですが、”ゲイ”や”レズ”などの言葉がありますが、それらは必ずしも性同一性障害と言えるわけではありません。

あくまでもそういった同性愛は、「性嗜好」だそうです。
例えば、身体が女性で心も女性。だけど女性が好き。
こういった場合は、性は同一です。性嗜好だけが普通と異なるだけです。

性同一性障害は、あくまでも身体と心の性に違和がある状態だという事が分かります。

ちなみにAさんの場合は、男性との身体の関係は持った事がないらしいです。いわゆる処女です。
そちらにも少し興味があるらしく、性転換する前に一度経験してみたいとも話していました。

男性と身体の関係をもつ事に嫌悪感はないのか尋ねたところ、それは全くないという事でした。
これは人それぞれらしいですね。Aさんの場合もあくまで興味本位らしいです。

突っ込んだ質問だったのですが、嫌がる様子もなく普通に答えてくれました。

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将来の夢や目標はありますか?

これで最後の質問です。

色々な事を教えて頂きました。
性に違和がある状態で生まれ、普通ではしなくていい苦労もたくさんしたと思います。

そしてまだ道半ばです。
これからも向き合っていかなくてはならない事はたくさんあります。
だけどそれは、夢を見てはいけない理由にはならない。

「将来の目標や夢はありますか?」

その質問に対し、Aさんは、

A「何でもいい、自分の会社を持ちたいです。性同一性障害の人でも安心して働けるような」

そこには、現在の自分と同じ思いをしている人を少しでも減らしたい、そのような気持ちがありました。

A「だけど、具体的に何をしたらいいのかが分からないです」

そう言っていたAさんに対し、せめてもの恩返しとして、ある方法をお話させて頂きました。

当ブログを読んで頂いている皆さんもご存知の、

”情報に触れること”です。

何をしていいのか分からないという事は、基本的に選択肢が少ないという事です。
選択肢が少ないという事は、知っている情報が少ないという事です。
知っている情報が少ないという事は、まだまだ視野が狭いという事です。

つまり、Aさんに関わらず、何をしたらいいのか分からない人は、
視野が狭く、それでいて情報のインプットが十分ではなく、だからこそ選択肢が少ない状況です。

「色んな情報に触れると良いですよ、それは同一性障害の人のブログであったり、色んな土地に行ったり、色んな人と話したり、何でもいいです。とにかく視野を広げたら新しい事が見えてくると思います」

以上で、お話を終了いたしました。

感想

お話を聞かせてくださったAさん、本当にありがとうございました。
普段では決して知る事がない考え方に触れる事ができました。

数時間にわたる、濃い内容のお話を聞かせて頂いて、
あっきーは”性同一性障害の人の気持ちが分かったのでしょうか?”

私は、

それでも、私はAさんの気持ちを理解する事ができませんでした。

私は、他人の考えは人よりも敏感に察知する事ができますが、痛みには鈍感なんです。
感情的なタイプではなく、非常に論理的なタイプだということです。

気持ちや痛みが分からない。だから知ろうとしない?
それは違うと思っています。

分からないから、理解しようとする。だからこそ聞く。

Aさんの言葉には、迷いや葛藤がありました。
それは若さ故、道半ば故のものだと思います。

しかし、諦めなどという気持ちは見当たりませんでした。
人と違う分は仕方がない。だからなりたい自分になるんだ。その為に行動するんだ。
そういった強い意志を感じました。

「こんな人も世の中にいるんだな」

このように、”人と少し違う方々”は、まだまだ社会的な理解が足りないです。
実際にAさんは、そのせいで苦労をしていました。

この記事を読んで、何かを感じとった方がいらっしゃいましたら、
もしも性同一性障害の人と関わる機会があった時、自分なりにきちんと考え、自分が正しいと思う行動をしていただければ、この記事を作成した甲斐があります。

なお、あくまでも私は専門的な知識があるわけではないので、事実とは異なる表現をしている箇所もあるかもしれません。
そういった場合はご指摘頂ければすぐさま訂正いたしますので、ご連絡いただければ幸いです。
お問い合わせ

今回、Aさんの気持ちを理解する事ができませんでした。

それでも、「知る事をやめない」

これからも、色んな方々のお話を聞かせて頂きたいと思います。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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