こんにちは、あっきーです。
長かった社会人時代も今日で最終話です。
この物語を通して、少しでも共感頂けたり、私の人となりをご理解頂けたら幸いです。
今のところ、続編の予定はございません。
今回で最後のつもりなので、ぜひ楽しんでいってください。
前回の記事はこちらです
→社会人時代~その19~
お金はないけど、パチンコ屋に通ってしまう
仕事でのストレスや、不甲斐ない自分に対する嫌悪感を忘れるために、毎日パチンコ屋に通うようになりました。
2日に1回くらいの頻度で通っていた時期もありましたが、毎日はさすがにやばいです。
空いている時間はパチンコ屋で過ごす。
仕事が終わったら閉店までパチンコやスロットを打ち続ける。
”嫌な現実から逃れるためだけに”
本当にお金が無くなってしまった・・
毎日通って好きな台を打っていたら、負けて当たり前です。
ついに使えるお金もほとんどなくなってしまいました。
もちろん、貯金なんてあるわけないです。
それでもできるだけ長い時間パチンコ屋に居たい。
という事で、今までは10円スロットや5円スロットを打っていたのですが、ついにその更に上をいきます。
それは”4円スロット”という闇
4円スロットが近くにあったので、そちらのお店に通いはじめました。
一日で使えるお金は頑張っても1000円から2000円。
それでも打ちます。
もはや立派な”依存症”ですよね。
本当に依存している人は、レートに関係なく打つと思っているのですが、
私のように、”低レート”に依存している人は、正直特殊だと思っています。
大体、パチンコ屋にいる人は”ギャンブル性”に依存しているのですが、低レートにいる人は
”パチンコ屋という空間”に依存している可能性が高いです。
その理由は、私のように全てを忘れたかったり、パチンコ屋の他に自分の居場所が無かったりという風に、同じ依存症でもジャンルが少し異なります。
5円スロットだったら1000円で200枚
4円スロットだったら1000円で250枚
50枚分多くパチンコ屋に居たいが為に、私はそのホールに通い続けました。
通い続けるというより、パチンコ屋にしがみついていました。
あまりに惨めで、あまりに悲しい。
当時お付き合いしていた方には内緒で通っていました。
誰にも頼れず、誰にも相談できず、何が正解かも分からないまま、私はズブズブと泥沼にハマっていきました。
強い強い”負のエネルギー”を内に抱えながら、毎日を送っていました。
仕事を辞めたい。
だけど、具体的にどうすれば良いのか分からない。
今の場所から抜け出す方法も分からないまま。
「自分は一体何をやっているんだ。」
そう強く思いながら、重い日々過ごしていました。
おわり。
まとめ
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
この物語はここでおわりです。
こんなどん底から、とあるきっかけがあって更生する事ができました。
自己紹介にも少し書いているのですが、そのお話はまた機会が書きたいと思います。
社会人時代、色んな経験をさせてもらい、良い事も嫌な事もたくさんありました。
5年以上、真面目に働いてみて思った事は、
”働いて本当に良かった”
という事です。
当時の経験は、今の私を形成する大きな要素になっています。
最終的には、メンタルがやられる寸前まで追いこまれましたが、それでも色々と学ばせて頂いた事に、心から感謝しています。
”あの頃の経験がなかったら、今の私はありえない”
それは間違いない事実です。
しかしながら、私はこうも思うのです。
現在、そういう風に自分の過去に対して感謝できるのは、
「過去を現在に活かせているから」だと。
あのままズブズブとギャンブルに、パチンコ屋にのめり込んだままだったら、今も仕事の愚痴を言いながら働いていると思います。
自分がより輝ける場所を探そうともせずに、現状を打開する事も出来ずに、自分を大事にする事さえできずにいたと思います。
全ての綺麗な台詞は、”乗り越えたからこそ言える事”だと思っています。
この記事を読んで、少しでも心にくるものがある方は、少なからず心に闇を抱えていると思います。
そしてそれは、恐らく人には言えない事だったりします。
そんなあなたにお伝えしたい事があります。
それは、
”劣等感”は強いエネルギーだという事です。
そして、それに目を背けたままではいつまでも前に進めないという事実。
せめて、自分が強い劣等感を持っている事だけは理解してください。
同時に、それは大きな負のエネルギーだという事も理解してください。
その負のエネルギーを使って、私は前に進みました。
負から正への転換です。
私は心理学を勉強して、学んだ事があります。
本当に嫌な思いや、悔しい思いをした人間の方が、それをバネにして高く飛べるという事実です。
他の人間よりも闇を抱えているという事は、同時に他の人よりも大きなエネルギーを持っているという事です。
劣等感を正のエネルギーに変換することで、本質を考えると100点は取れませんが、幸せにはなれます。
負から正へ転換するコツは、目を背けない事です。
「自分はダメなんだ。自分はこれが出来ない。自分には何もない。」
それらから目を背けなければ、チャンスを掴む可能性が0%から1%になります。
「こんなクソみたいな自分にも、高く飛べる可能性が1%だけある」
その上で、その1%は何なのか?光はどこにあるのか?何にしがみつけばいいのか?
探せばきっと見つけられるはずです。
惨めな私が、小さなお店の4スロコーナーで、微かな光を見つけられたのですから。
以上、社会人時代編でした。
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